離婚調停の解決事例

解決金を支払うことで調停で離婚できた事例

依頼人は50代の夫です。夫と妻は30年間連れ添ってきましたが、以前から子育ての方針や私に対する態度で日頃から喧嘩ばかりでした。最近では夫婦での会話もなく、これ以上の婚姻の継続は難しいと考え、私から離婚を申し入れました。しかし妻は、子供が大学を出て就職するまでは離婚しないと言って、一切話し合に応じようとしません。このように夫婦の一方が離婚に反対の場合に、調停で解決金を払うことにより離婚できたケースです。

相談内容と背景

依頼人である夫は50代です。大学進学を控えた息子がいます。妻とは30年間連れ添っております。夫婦のことですのでお互いに不満はあると思いますが、それは話し合って解決しようと思っていました。しかし、夫婦で話をしようとしても妻は聞く耳を持ちませんでした。子育てについても妻は自分の思い通りに決めてしまい、私が意見を言おうとすると、「ろくに稼ぎもできないのに黙ってて」などと怒鳴ったりもしました。

最近も、息子の大学進学をめぐって妻と対立し、この数カ月は口論ばかりで、息子の進学話を持ちだすだけで妻が家から出て行ってしまい、話し合いになりません。妻は見栄っ張りで、息子を有名私立大学に進学させようとしていますが、家の経済事情からいうと、かなり厳しい状況です。そのことで、息子を交え三人でじっくり話し合いたいのですが、妻は聞く耳を持ちません。

このような妻の態度から、これ以上夫婦として一緒にやっていくのは無理です。妻とは離婚話しもできませんので、調停や訴訟になってもいいので離婚できますか。

弁護士による解決方法

弁護士が夫を代理して離婚の話合いを申し出ましたが、案の定妻は一切応じようとしませんでした。そこで離婚調停の申立てをしました。調停では、「妻が夫婦の話し合いに頑として応じないこと(席を立ってしまうこと)」、「これ以上は一緒に生活をするのは無理であること」など要するに婚姻関係の破綻を主張しました。

当初、妻は調停の席でも離婚に同意しませんでしたが、裁判所の指導でこちらから解決金を支払うことで妻も最終的に離婚に合意しました。当事務所への相談から離婚までは約半年でした。裁判所の調停になると離婚までに時間がかかると思っている方が多いようです。しかし、調停では裁判所の説得もあって、相手方が考え直し、数か月で離婚が実現するケースもありますので、あきらめないで弁護士に相談・依頼されることをお勧めします。

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