日本も含め世界にはあまりにスピード離婚過ぎて騒がれた元夫婦がいます。
特に離婚が早かったのはブリトニー・スピアーズとジェイソン・アレクサンダーのご夫婦。このご夫婦は結婚からわずか2日で離婚し、「あまりに早すぎる離婚」と話題になりました。有名人の離婚の最短記録保持者はこのご夫婦ではないかと言われています。
この他にもニコラス・ケイジは結婚から4日で離婚して話題になりました。ニコラス・ケイジは別の女性との結婚でも3カ月で離婚していますので、短期間での離婚と言えば真っ先に名前が挙がる有名人かもしれません。
日本でもスピード離婚した有名人は少なくありません。
たとえば遠野なぎこさんは結婚から2カ月足らずで離婚を発表して話題になりました。吉川ひなのさんや江角マキコさん、杉田かおるさんなど、1年未満で離婚している芸能人の方もいらっしゃいます。
こういった短期間での離婚は珍しくありませんから、多くの方はニュースなどで報じられても「離婚したのか」くらいの感想かもしれません。
今回は有名人や芸能人の離婚に絡め、日本の過去の歴史の中でも離婚について少しお話ししたいと思います。
よく昔の離婚話で登場する言葉「三行半(みくだりはん)」。配偶者に「離婚を言い渡す」という意味で「三行半を突きつける」という言葉もありますよね。この三行半は日本の昔の離婚のルールから現代に伝わっている言葉です。
江戸時代の離婚は、基本的に男性と女性の話し合い(双方の承諾)で決められていました。「昔の日本の離婚は男性から一方的に突きつけるものだ」と勘違いしている方もいらっしゃるようですが、基本的には双方の承諾により離婚します。
昔の離婚の際に夫側から妻側に渡したのが「三行半」という書面です。対して妻側は夫に「返し一礼」という書面を渡すのが一般的でした。夫から一方的に離婚を突きつけるというより、双方が離婚に承諾したら三行半・返し一礼を渡し合うわけです。
なぜこのような離婚方法だったかというと、それは、江戸の刑罰に関係があります。
当時は不倫や浮気、重婚などは重罪でした。夫婦の間で離婚協議がまとまっていても、離婚を証明するものがない状態で他の異性とお付き合いや結婚をしてしまうと、重い刑罰に処せられる可能性があります。
そこで夫婦が離婚するときは「確かに離婚しました」「今後は再婚できます」という証明のために三行半・返し一礼を渡し合ったそうです。現在も使われている三行半はここから来ているわけですね。
ただ、江戸時代の離婚も、なかなかスムーズに進まないことが多かったとか。それは現代の離婚も同じで、「協議離婚がまとまらない」「離婚調停すべき?」と悩む方は少なくありません。
離婚のことで悩んでいるなら当事務所が力になりますので、ご相談ください。