幼いお子さんのいる親御さんが離婚するときによくあるのが「子供に離婚を伝えるべきですか?」という内容です。
協議離婚にしろ調停離婚にしろ、何らかの原因があって父親と母親が離婚するわけですから、子供にどのように伝えるかで悩む方は多いと言えるでしょう。
お子さんが幼いとなおさら「話すべき?」「それとも優しいウソをつくべき?」と悩んでしまいます。
親御さんが離婚するときは子供に話すべきでしょうか。伝えるとしたら、どのように話せばいいのでしょう。
離婚を子供に話すべき?
お子さんに「お母さん(お父さん)、離婚するんだ」と話すかどうかは、お子さんの年齢やメンタル、事情、性格などを考えて決める必要があります。完全にケースバイケースです。
たとえばお子さんが高校生で、お子さん自身も親に何らかのトラブルがあることを知っていたとします。「お母さん(お父さん)離婚しなよ」なんて言われているようなケースですね。
こういったケースではお子さんも事情をある程度理解し、その事情に対し同情しているわけです。お子さんを心配させているわけですから、離婚することや離婚の原因をしっかり話してもいいかもしれません。
ただ、お子さんが小さくて、まだ離婚のことやそこに至る経緯を理解できそうにないとき、お子さんが傷ついてしまうと予想されるときは、離婚のときには話さず、伝えるべきタイミングをよく考えるとことも方法のひとつです。
いずれにしろ、お子さんに離婚を伝えるべきかどうかはケースバイケースで、悩むなら離婚カウンセラーによく相談した方が良いでしょう。
離婚を子供に伝えるときのコツ
子供に離婚を伝えるときのコツは3つあります。
- 離婚は子供のせいではない、大人の事情であるとしっかり伝える
- 離婚してからも親であることは変わらないと伝える
- 子供が夫(妻)を慕っているときは、相手の悪口は言わない
離婚することを言うタイミングに関わらず、子供のメンタルに配慮することが重要です。
また、受験前など子供の精神面の影響が結果に影響しそうなときは、あえて離婚や離婚することを伝えるタイミングをずらすといった配慮も重要になります。
離婚を子供に話すときの注意点
離婚を子供に話すときは「周囲の大人からいろいろな話が耳に入ってしまう可能性」も考えて動く必要があります。
たとえば周囲のおしゃべりな大人がいる場合、離婚する夫婦が子供に伝えるタイミングや内容で配慮しても、周囲の大人が話してしまう可能性があるわけです。
慎重にタイミングを考えていたのに、周囲の大人に離婚のことを聞いてしまうと、子供は「なぜ親は何も話してくれないのだろう」と不安になりますし、場合によっては親子のすれ違いの原因になってしまいます。
周囲の大人対策もしっかりしていくことが注意点だと言えるでしょう。
離婚のことで悩んだらご相談ください
離婚のときは財産分与や養育費、慰謝料、親権など考えるべきことがたくさんあります。
お子さんとの今後のことや、お子さんにどのように離婚を伝えるべきかも、離婚の際に考えるべきことです。
こういったことをしっかり考えて離婚準備を整えるためにも、離婚の際はプロに相談することをおすすめします。